2011年07月29日

マスクド・スーパースター引退試合(流星仮面FIESTA 7月17日 新木場)

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既に1週間以上前の大会ですが、今回は17日に行われたマスクド・スーパースター引退試合、
「流星仮面FIESTA」の観戦記をお送りいたします。

途中まで書いて放置してたんですけど(実はこういうパターンでアップしなかった記事がけっこう多い)、
せっかくだから無理矢理でも仕上げてアップしておきます。

マスクド・スーパースターについては色々と語れます。
やっぱり昭和の名レスラーって特別な存在なんですよね。

まずはシンプルだけどそれがカッコいいデザインのマスク。
今となっては古臭いと言えなくもないが、やっぱり味わい深いデザインです。
また、入場時にはいつも自分がプリントされているコスチュームを着ていたため、
古館アナの実況では「戦うど根性ガエル」なんて言われてましたね。

必殺技はフライング・ネックブリーカー・ドロップとハイジャック・バックブリーカー。
当時スーパースターのフライング・ネックブリーカーは、なぜか「フライング・スリーパー」なんて呼ばれていて、プロレスファンになったばかりの自分を大いに悩ませたものです(笑)
それとつなぎ技ではありますが、独特のリズム感を持つスインギング・ネックブリーカーも好きですね。

試合では、古くは坂口との第4回ワールド・リーグ戦優勝戦や猪木との「賞金3万ドル&覆面剥ぎマッチ」、
アンドレとともにマシン軍団に変身したこと、WWF(現WWE)での名タッグ「デモリッション」等、
それぞれの世代にとって、それぞれの思い出があると思われます。

自分にとって流星仮面の原体験といえるのが、藤波との一戦です。
また年寄りの昔語りが始まっちゃいますが、当時ヘビー級に転向したばかりの藤波が、
奪取したWWFインターヘビー初防衛戦の相手として対戦したのがスーパースターでした。

たえずスーパースターが主導権を握り、藤波にとってはとても苦しい展開。
当時藤波ファンだった自分は、物凄くドキドキしながらこの試合を見ていたのを今でも覚えています。

試合はスーパースターの必殺技であるハイジャック・バックブリーカーを、
逆さ押さえ込みに切り返した藤波の大逆転勝利。
藤波が勝つには勝ったがどうみても強いのはスーパースター。子供心にそう感じました。
自分はこの一戦で、スーパースターに対する「実力者」という印象を嫌というほど植えつけられたのです。

さて、今日は一段と前置きが長くなってしまいました。

◆『流星仮面FIESTA〜マスクド・スーパースター引退試合』7月17日(日)新木場1stRING

会場に行く電車の中で、GK金沢氏を見かける。
当然行き先は同じだが、やっぱり一般人とは違うオーラを感じます。

場内は文句なしの超満員。主催者発表310人。
ただ、当日券用に急遽作ったのか、東側の3列目にほとんど人がいませんでした。
それと北側スタンド席で見てたんですが、8人掛けのスタンド席に10人ぐらい押し込まれて、
物凄いギュウギュウ詰め状態でした。こういうの時々あるけど本当にやめて欲しい。

特にオープニングセレモニーもなく、5ゴングの後に第一試合開始。

▼Road to 仮面貴族FIESTA2011 30分1本勝負
 高木三四郎(0分54秒/両者リングアウト)菊タロー
▼延長戦
 高木三四郎(6分12秒/ゆずポンキック・レッド→片エビ固め)菊タロー
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本部席にゆずポンこと愛川ゆず季選手がいるため、入場時からアピールしまくりの三四郎。
試合は1分もたたず、いきなり両者リングアウトで終わりを告げるが、さすがにここは再試合に突入。

仕切り直しの再試合は、三四郎がゆずポンキックを出して、菊タローがそれをかわす展開。
ほぼこれだけで試合を作ってました。最終的に成功させ、3カウント奪取に成功。
ゆずポンからはダメ出しされてたけど、三四郎にしては足が上がってた方だと思う(笑)

三四郎は試合後、10月に行われる「仮面貴族FIESTA」でゆずポンとのタッグを要請。
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本部席にいたスターダム社長・ロッシー小川は、
「男子選手と試合を組ませたくないんだけど、高木大社長はゆずポンキックを広めてくれたので」
という理由でこれを了承した。


▼スターダム提供試合3WAYマッチ30分1本勝負
 星輝ありさ(8分33秒/オクラホマロール)岩谷麻優
※もう1人はパッション・セブン
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これまで他団体に参戦したことのないスターダムの新人たち。
(ゆずポン祭は、まあホームといっていいでしょう)
今回も完全なアウェイではないが、
自分たちを見に来たわけではない観客の中で試合をするのは初めてだろう。
実際、入場時にもあまり声援が飛ばない(熱狂的なファンも一部いるが)。なかなか興味深い状態です。

さて、初めてスターダムでやった3WAYは異常に面白かったのですが、
前回の「ゆずポン祭」でやった3WAYはイマイチでした。で、今回もどっちかっていうと微妙なデキ。

その違いが何かというと、奈苗がいるかいないかでは?
いや、別に奈苗をないがしろにするわけじゃなくてですね、
奈苗がいると、どうしても「2対1」になってしまいがちで、「3WAY」になってないような気がするんですよ。
今日の試合も星輝・岩谷 vs 奈苗の構図でした。

そもそも星輝と岩谷は、後楽園大会でタッグを組んだんですよね。
しかも「女−AMA−」(あま)というタッグチーム名までつけて。
さすがにこのチーム名はどうかと思ったんですが。
だったらベタでも「ロックスター」(岩と星で)とかの方が……さすがにベタ過ぎですか。

試合は部分的に沸くには沸くが、比較的淡々と進んでいく感じ。
好意的な見方をすれば、やっぱり元気印の星輝に観客の眼が集まっていたでしょうか。
ちょっと贔屓目に見過ぎかもしれないけど。

その星輝、試合後には後楽園大会についてマイクでアピールしたんですが、
とてもひたむきに真っ直ぐな言葉で観客に訴えるその姿に、ちょっぴりときめいてしまいました。
やっぱり贔屓目に見てますかね(苦笑)


▼X−LAW女子選手権試合60分1本勝負
 A☆YU☆MI(7分23秒/裏投げ→体固め)セウシス
※初代王者が4度目の防衛に成功。
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レイナをよく見に行くこともあり、ひそかにセウシスを応援してたんですが、
結果から言うと全くいいところなしに負けてしまいました。
次の日のレイナでは必要以上に(乱闘に)頑張ってたのに。
粛々と負け役をこなしたといえなくもないが、これじゃ初めて見た人にはなんの印象も残らないでしょう。

A☆YU☆MIはまぁ、なかなかカッコいいですよね。
最後の裏投げがちょっとフォームが崩れ気味で気になりましたが。


▼エル・サムライ・デビュー25周年記念試合
 X−LAWインターナショナル選手権試合60分1本勝負
 エル・サムライ(10分34秒/チキンウイングアームロック)NOSAWA論外
※王者が2度目の防衛に失敗。サムライが第2代王者となる。
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エル・サムライのデビュー25周年記念試合と銘打たれてますが、
たまたまそういうタイミングだっただけのような気もします。
タイトルマッチの立会人としてハヤブサも来場しました。

チャンピオンはこれが正式な復帰戦となるNOSAWA論外。
試合序盤はオーバーマスクをしたまま真摯なレスリングを見せるが、
途中からマスクを脱ぐと本来のラフファイトも織りまぜてくる。
コンディションは悪くなさそう。というかサムライが悪すぎるのか(苦笑)

サムライも25周年記念試合に負けるわけにもいかず、
チキンウイングアームロックをガッチリ決めると、NOSAWA論外もあえなくギブアップ。

試合後はベルト贈呈のあと、一応25周年セレモニーも。
ここで登場したのがGK金沢氏だった。
リングアナの紹介によると、「1986年に記者デビューし、サムライ選手とは業界同期にあたる」らしい。

そのGK金沢氏が手渡したプレゼントは、サムライが愛煙する「マイルドセブン・エクストラライト」3カートン。異常なほど喜ぶサムライ。
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おいおい、ベルトそっちのけじゃないか(笑)


▼マスクド・スーパースター引退試合60分1本勝負
 ○マスクド・スーパースター&初代タイガーマスク
 (8分42秒/スインギング・ネックブリーカー→体固め)
 藤原喜明&●ブラック・タイガー5
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ついにスーパースターの引退試合。
スーパースターの入場テーマ曲が懐かし過ぎる。
あと5代目ブラックも初代の入場テーマ曲を使ってて懐かし過ぎる。
藤原と初代タイガーは言わずもがなです。
やっぱりテーマ曲が定着しているのはいいですね。
最近の選手のテーマ曲ってあんまりピンとこないもんな(テレビ中継がないせいですが)。

試合はスーパースターの引退試合ということで、まずは初代タイガーが捕まる展開。
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初代タイガーは、またちょっとリバウンド気味なんでしょうか? 一時期はけっこう絞れてたのに。
それに比べて藤原組長は元気です。5代目ブラックと一緒に初代タイガーを攻め込んでいく。

そして満を持してスーパースターの登場!
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やはり動きや技のひとつひとつにオリジナリティを持っています。
多少衰えたところはあるにしても、まぎれもなくマスクド・スーパースターの試合ぶり。

やがて初代タイガーも盛り返し、体型からは想像できない鋭い動きを見せる。やっぱ凄い。
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スーパースター二度目のリングイン。
独特のモーションで放つスインギング・ネックブリーカーを披露。
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おおっ、これだよこれ!と感激するのもつかの間、ここでまさかの3カウント!
「えーーーーーーー!」という落胆の声に包まれる新木場1stRING。

どういうことなんでしょう、これ。さすがにちょっと早すぎると思うんですが。
前々日に行われた大阪大会ではフライング・ネックブリーカーも出してたみたいですし、
別に体調が悪くてできなかったわけではないと思うんですが。
むしろ動きは初代タイガーよりも良かったぐらいです。

あまりにもあんまりなので、ちょっとあからさまな妄想を書いてしまいます。
プロレスファン以外は見ないでくださいね(無理言うな)

スーパースターのことをあまりよく知らない5代目ブラックタイガー。
 ↓
周りの人に聞くと「スーパースターの必殺技は(フライング)ネックブリーカーだよ」と言われる。
 ↓
(スインギング)ネックブリーカーを食らう。
 ↓
5代目ブラック(あぁ、これか)
 ↓
3カウント
 ↓
客「えーっ!」

以上です、編集長!(えー)

もちろん、これはあくまで妄想にしかすぎませんが、
試合後の記念撮影に5代目ブラックだけいなかったことを考えると、
なんかヘマしたのかな、とか、ついついそういう邪推もしてしまいます。

というか、もう何度もマスク剥がされてるから書いちゃいますけど、
5代目ブラックタイガーって高岩ですよね?
マスクかぶったのに、さらに地味になるってある意味凄いです。


試合後に行なわれた引退セレモニーでは、
なぜか女子プロレスラーを代表してゆずポンこと愛川ゆず季選手が花束を贈呈。
ロッシーがこの「FIESTA」興行に関わっているということで、後楽園大会を睨んでの宣伝だったのでしょう。

会場のビジョンからは、四代目タイガー、蝶野、坂口、そしてアントニオ猪木のビデオメッセージが流れる。
そして会場に「炎のファイター」が流れると、現れたのはアントニオ小猪木。
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試合に不完全燃焼気味だった観客は、スーパースターと小猪木の特別試合を期待するような雰囲気。
それを敏感に察知した本部席もゴングを鳴らす。
なるほど、ここでフライング・ネックブリーカーが見られるのか!……と思ったんですが、
スーパースターが小猪木を突き飛ばしただけで終わってしまいました。
えー、絶対そういう空気だったのに。残念。

その後、スーパースター本人からのメッセージ。
「今度日本に来る時は試合ではなく、大好きな日本と日本人のファンとして来ます」とマイク。
そして観客も起立して、引退の儀式である10カウントを拝聴した。


正直、試合的には微妙な試合が多かったです。
トータルで見た場合、当初イマイチだと思ったスターダムの試合は盛り上がった方でした。
なんか全体的に観客が大人しかったんですよね。
紳士的なマスクド・スーパースターですから、ファンも紳士的で大人しかったということなんでしょうか。

ともあれ、子供の頃ずっとテレビで見ていた名レスラーの引退試合を生で見られるということは、
きっと幸せなことだと思うのです。
「流星仮面」マスクド・スーパースター選手、長い間ご苦労様でした。

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posted by ナガシマシン2号 at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 会場観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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