2011年12月15日

スターダム 新人王決定トーナメント(スターダム 12月11日 新木場)

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今年はスターダムのおかげで、隔週で新木場に足を運ぶのが習慣となってしまいました。
いろんな団体をカバーしてるような人は、それこそ毎週数回は新木場に通ってそうですね。

さて、今回は「新人王決定トーナメント」が行われたスターダムの試合をお送りします。

◆スターダムSeason4「Goddesses in Stars2011〜新人王決定トーナメント〜」12月11日(日)新木場1stRING

この日も超満員の会場(主催者発表395人・超満員札止め)。
今日はいつも通り早めに行って、試合開始まで自席で待機。
試合開始前後に遅く来た人たちは、やはり通路もないギチギチのスペースを前に自分の席に辿りつけずに困惑している。
前回の自分を見るように優しい気持ちで接してあげよう。ほら、どうぞこちらをお通り下さい……って、こら、足踏むな!

▼オープニング
毎回同じことを書いてますが、いつも通りKちゃんパンダと風香GMのダンスでスタート。
そして今日は新人王決定戦ということで、トーナメントに出場する6人の選手による入場式も。
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選手代表として、須佐と鹿島による選手宣誓も行われました。


▼ルーキー・オブ・スターダム2011〜スターダム新人王決定トーナメント〜1回戦10分1本勝負
 美闘陽子(7分59秒/ジャーマン・スープレックス・ホールド)鹿島沙希

今日も鹿島がいい。特にクリストから膝十字に移行した流れは見事でした。
声もよく出ていて「ギブアップしろよ!」と叫びながら美闘を追いつめる。
普段はニコニコのほほーんとしている鹿島ですが、試合になると気の強さが前面に出るのが素晴らしい。

その後もフェースクラッシャーやしじみを挟み、執拗な膝十字でギブアップを迫る鹿島。
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しかし防戦一方だった美闘が、突然「ふざけんな!」と叫びながら立ち上がると、いきなりブレーンバスターでぶん投げ、トラースキック、ハイキック、ジャーマンと畳み掛け、一気に3カウントを奪った。

美闘の爆発力を見せてくれたのはよかったが、反撃に至るキッカケが何もなかったため、せっかく鹿島が積み上げた足攻めを台無しにしてくれたような気もします(苦笑)


▼同トーナメント1回戦10分1本勝負
 岩谷麻優(時間切れ引き分け)須佐えり

試合前の選手コールにおいて、リングアナの風香はその時その時で前口上を変えてきます。
この日の岩谷は「無謀な優勝宣言」とコールされました。思わず笑いの漏れる会場。
これに対し岩谷だけが「なんで笑うの?」とばかりにキョトン顔。
そしてちょっと不満そうに風香の方を見つめる。いやぁ、岩谷は本当に愛らしいですね。

過去に未勝利戦と称し、二人のシングルが組まれた時は須佐が勝利しました。
そのせいか須佐は、時々岩谷を格下扱いするような言動を見せることがありました。
しかし、今日の試合では岩谷が、場面場面で不敵な表情を見せ、まるで自分の方が格上だとばかりに印象づけます。

激しいエルボー合戦。身長で勝る岩谷は振り下ろすようなエルボー。逆に須佐は体ごとブチ当たっていくようなエルボーで対抗する。
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これがやがて大振りの張り手合戦に移行。須佐の強烈な張り手の前に思わず膝をつく岩谷だが、今日はそれでも挫けずさらなる反撃を見せる。

本部席の風香がマイクを通さずに「あと1分だよ!」と絶叫する。
(今日は風香の表情がよく見える席にいたのですが、風香って客以上に楽しんで見てる気がする)

各種DDTや首固めで勝ちに行く須佐だが、岩谷も最後まで3カウントを許さず時間切れ引き分けとなった。
しかしトーナメントのため、すぐに5分間の延長戦に入る。

▼延長戦5分1本勝負
 岩谷麻優(1分59秒/ダイビング・クロスボディーアタック→体固め)須佐えり

ひき続きフォール狙いの須佐。丸め込みや、ボディスラムからの連続の押さえ込みまで見せる。
これはオールドファンなら全女の前座名物である「押さえ込み」を連想したことでしょう。
近年、柳澤健氏の「1993年の女子プロレス」により、全女の「押さえ込み」はガチだったということが判明しました。
それゆえ「もしかしてここだけガチ?」なんてことが頭をかすめましたが、まあそれはまた別のお話。

これを凌ぎきった岩谷はダブルリストアームサルトを決めた後、
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最後はコーナーからのクロスボディを放ち、渾身の力で須佐を押さえ込むとついに3カウントを奪いました。

この瞬間、初勝利の岩谷は満面の笑みを浮かべ、敗れた須佐はまるでこの世の終わりとばかりに悔しがってみせました。
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このシーン、凄く心に刺さりました。これこそ女子プロレスです。


▼同トーナメント準決勝15分1本勝負
 星輝ありさ(6分46秒/スタンディング・ダブルニー→エビ固め)美闘陽子

キックを得意とする2人の攻防はなかなか刺激的。
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終盤ではドールBとブラジリアンキックをスカしあうシーンも。

美闘は星輝のキックをかいくぐりバックを取るとジャーマン。
美闘のジャーマンはホールドしない場合、肩から落とすことが多いのでちょっとどうかと思います。

試合終盤、ついにブラジリアンキックでダウンを奪った星輝は、距離をとって対角を走ると、タッグリーグ初戦で世IV虎を沈めたスタンディングダブルニーアタック! そのまま押さえ込み、優勝候補の一角である美闘から3カウント! 会場も大いに盛り上がりました。


▼同トーナメント準決勝15分1本勝負
 世IV虎(3分28秒/世IVコブラ)岩谷麻優

岩谷はゴングと同時に果敢に攻め込み、各種丸め込み技でフォールを狙う。
星輝が美闘に勝ったこともあり、会場は岩谷を後押しするようなムード。

しかし、世IV虎は2度目のウラカンラナをこらえると、強烈な逆エビ……というか、いわゆる「コの字固め」ぐらいの勢いで絞めあげる。

最近の世IV虎はセントーンを連発することが多く、この日もそれが猛威を振るった。
トドメとばかりに放ったネックハンギングボムはカサドーラに切り返されたものの、最後は顔面をも絞めつける変形コブラツイストであっという間にギブアップ勝ち。
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これは「世IVコブラ」と命名されたようです。素晴らしいセンスですね(笑)


▼Kちゃんパンダのインタビューコーナー
今日のインタビューコーナーは3期生の宝城カイリ。
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プロテストで唯一追試となった宝城だが、その時の気持ちをここで吐露した。
気になるコスチュームは「海賊系」(ヨット競技でかなりの実績を持っている)だといい、成田山へ断食修行に行った話や、練習中のスピアを披露してみせた。

最後に「試合中はひどい顔なってしまうので、写真はあまり撮らないでください」とプロにあるまじきお願いをしていました(笑)


▼スペシャル6人タッグマッチ15分1本勝負
 高橋奈苗&夏樹☆たいよう&山縣優(時間切れ引き分け)愛川ゆず季&紫雷イオ&松本浩代

選手がクジ引きで組み合わせを決める豪華な6人タッグマッチ。
1人ずつ入場のはずが、うっかり松本と一緒に入場してしまう山縣。
会場からの総ツッコミを受け、一度奥に戻ってから再度何食わぬ顔で入場(笑)

奈苗は入場するなりイオを引き寄せる。苦笑するイオ。両者を引き離す他の4選手。
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6人がリング上に揃ったところでクジ引き。結果、奈苗とイオは別チームに。
「イオと組みたい!」と駄々をこねる奈苗に、同チームとなった夏樹と山縣は距離を取る。
すると客席から「3WAYだ!」とコールが(笑)

「だったらイオ出てこい!」と先発を要求する奈苗だが、出てきたのはゆずポン。
全日本の後楽園大会から移動してきたばかりの両者で試合がスタート。
いつも通りのバチバチファイトだが、隙あらばプロレスLOVEポーズを決める両者。
序盤はそのままゆずポンが捕まる。このメンツでゆずポンが受けまくるって凄いな。

奈苗と松本の場面では、松本が「イオ、イオ、言ってないで私を見ろ!」と攻撃を加える。
ここにも歪んだ愛の形が(マジレスすると松本はシングルでやりたいってことなんだけど)。

イオと夏樹の顔合わせはこれぞハイスピード!といった攻防。
その後イオが捕まり、夏樹と山縣がイオをロープに磔にして攻撃するも奈苗は加わらず。

松本とイオは、チーム丸顔がタッグリーグ中にどうしても決められなかった連係をアッサリと成功させてしまう。
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抱き合って喜ぶ二人に、憤懣やるかたない様子の奈苗。

めまぐるしく攻守が入れ替わる両チームだったが、やがて試合は奈苗と松本のマッチアップに。
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最後はお互いバックドロップで投げあいながらも、やはり15分は短く時間切れ引き分けに終わった。

他の4選手が退場しても、奈苗と松本は睨み合いを続ける。
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やがて松本も下がり、リング上に奈苗だけが取り残されると、バツが悪くなったのかプロレスLOVEポーズをしてから退場する奈苗でした。


▼同トーナメント決勝戦30分1本勝負
 世IV虎(12分35秒/上からヨシコ→片エビ固め)星輝ありさ

セミが終始沸きっぱなしの濃厚な試合で、メインのハードルが高くなり過ぎたんじゃないかと心配しました。
特に星輝がカラ回りしないかちょっと不安でしたが、それは杞憂に終わりました。
世IV虎のパワーに星輝が打撃で対抗した好試合になったと思います。
もちろん、セミに比べれば劣っている部分が多々あるかもしれませんが、それでも新人にしかできない試合というものがあると思うのです。

序盤、星輝は世IV虎の腕に攻撃の焦点を絞るが、やはり世IV虎は力でハネ返す。
星輝の逆十字を持ち上げ、マットに叩きつけてみせる。

その後もパワーで圧倒し、ダイビングセントーン狙いでコーナーに上る世IV虎だが、ここで星輝が蹴り落とすと攻守逆転。
リバーススプラッシュ式のダブルニー、正拳突き、フロントキック、そして1399と畳みかける。
ここで美闘を破ったスタンディング・ダブルニーを狙うが、これは世IV虎にキャッチされ叩きつけられる。

それでもブラジリアンキックを決めると、再度スタンディング・ダブルニーを仕掛けていく。
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これは完璧に決まったが、惜しくもロープ際。

世IV虎が強いのはパワーだけでなくスピードもあるところ。
星輝のブラジリアンキックをかいくぐると、飛びついてデュランダル。
ラリアットとネックハンギングボムで追い討ち、さらにセントーンはここでも4連発と容赦無し。
これはギリギリ返した星輝だったが、「上からヨシコ」(AKBの新曲のモジリ?)と名付けられたコーナーからのリバーススプラッシュでついに3カウント。
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堂々の新人王に輝きました。

試合後、世IV虎は小川社長からトロフィーと金メダルを贈呈されると、高橋尚子よろしく金メダルを噛むポーズを見せる。
なんかヤンキーキャラを保つため、嬉しさが顔に出ちゃうのを必死に押さえているように見えました。

続いてマイクをとった世IV虎は、「美闘陽子、てめえ何で上がってこねえんだよ!」と美闘に因縁をつける。まあ世IV虎からすると、決勝に上がってこれなかった美闘の方が「仁義を果たせないクソったれ」ということらしいです(苦笑)

ここで準優勝に終わった星輝がマイクを奪うと「準優勝で凄く悔しいけど、私はゆずポンの持ってる白いベルトに挑戦したいんです!」と宣言。
リング上に上がってきたゆずポンに対し、「私は16歳という若さで勝ちにいきます。受けますか? それとも逃げますか?」と詰め寄る。
ゆずポンは「いつも若さを売りにしてるけど、誰だって16歳は来るし、30歳も来る。リング上では関係ないの。ありさの若い時の記念のために挑戦を受けましょう」と余裕の挑戦受諾。

これを見ていた世IV虎は「まあ、お前らは勝手にやってろ。ウチは高橋奈苗の持つ赤いベルトに挑戦してやる。それと美闘陽子、スターダム1周年大会で一騎打ちを要求する!」宣戦布告。

最後のマイクももちろん世IV虎。イオや松本もリングに上がり、「We are スターダム!」で大会を締めた。

新人王トーナメントは本命の世IV虎が見事優勝しました。
星輝は頑張ったものの、残念ながら世IV虎の余裕を奪うことはできず。
それでも須佐と同じように、悔しさを包み隠すことなく号泣していた姿にグッときました。
やっぱり、やる側が本気でやらないと見る側にも伝わらないですよね。
だから技術や経験で劣っている部分があったとしても、必死に戦う姿を見るためにまた会場を訪れるのです。

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posted by ナガシマシン2号 at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 会場観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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